【取扱注意】タオルが変色!?
タオルが変色!?
タオルを洗濯・乾燥して、畳んでいると、タオルの色が変色していて、ビックリすることはないでしょうか?いつものように洗濯していたのに。。。どうして?
今回は、そんな疑問についてお答えしていきます。
洗濯すると、タオルがオレンジ色に!?
塩素によるタオルの脱色事例
塩素系洗剤による脱色の疑い。
1番分かりやすいのは、塩素系漂白剤を使用したことによる、脱色です。塩素系の漂白剤は漂白力が強いため、染料を分解してしまい、白以外の色物に使うと、全体または部分的に脱色してしまいます。この場合は原因がハッキリしているのですが、意外と多いのが『漂白剤は使用していません。』というご相談です。
衣類用の漂白剤を使用していない場合であっても、例えば洗濯槽を洗浄をしてから、タオルを洗濯した場合。洗濯槽用の洗剤は塩素系のものが多く、洗濯槽内に少し残った塩素が、タオル洗濯時に付着してしまい、一部脱色してしまうということもあります。また以前に、衣類等で漂白剤を使用したことがある場合やパイプ用洗浄剤を使用した場合も同様に、洗濯槽内に残った塩素が反応していることもあります。
意外な塩素系・脱色を引き起こす薬品。
脱色の要因になりえる薬品や塗り薬とは…
意外な場所に危険はある。
あまり知られていませんが、実は生活の中に脱色効果を引き起こす薬品は存在します。塗り薬や消毒液の成分が一つの例です。ニキビ薬によく使用される「過酸化ベンゾイル(薬品名:ベピオゲル)」という成分には漂白作用があるため、塗った箇所や薬が、直接タオルや衣類に付着すると、脱色の原因となるようです。また、コロナ禍で日常的に使用されるようになった、手指の消毒液。成分は製品によって様々ですが、中には消毒液に含まれる成分が脱色原因になるものもあるようです。
洗濯と洗剤の注意点。
タオルや洗濯・洗剤の関係…
洗濯の際に気を付ける事は?
洗剤には「酸性」「中性」「アルカリ性」の3種類があります。タオルを洗濯するときは【効き目が穏やかで素材を痛めにくい中性洗剤】を使用することがお勧めです。アルカリ性や酸性の洗剤は、洗浄能力が強力な分、素材を痛める場合や上記のような脱色する場合もございます。しっかりと確認し、使用しましょう。
※強力な洗剤で衣類やタオルに使用する場合は、上記の事例のように脱色しないかどうか確認してみてから使用するのが適切かと思います。
また洗剤を適切な場所に投入することも大事です。
洗剤は洗剤投入口、柔軟剤は柔軟剤投入口、また漂白剤を使用する場合は、最初から投入される洗剤用ではなく、柔軟剤投入口に入れるようにしましょう。洗濯槽内に直接入れてはいけません。
洗濯槽の洗浄後も注意?!
洗濯槽を塩素系の洗剤を用いて洗浄した場合は、たっぷりの水でしっかりすすいでから、衣類やタオルの洗濯をしましょう。
まとめ。
1-タオルを洗う洗剤は中性がおすすめ。
2-身の回りの塗り薬(薬品など)に注意しましょう。
3-洗剤は、しっかりと成分を確認し洗濯しましょう。