日本人なら知っておきたい！日本独特の「おしぼり文化」

飲食店に入ると、席についたとたん提供されるのが、冷たいお水とおしぼりです。このおしぼり文化は日本が発祥だといわれていますが、いつ頃始まったものなのでしょうか？ここでは、日本人なら知っておきたい、日本独特の「おしぼり文化」について、詳しくご紹介します！

日本では当たり前となっている、おもてなし文化の代表ともいえるおしぼり。おしぼり文化はいつ頃から始まったものなのでしょうか？

おしぼりの歴史は古く、平安時代にまでさかのぼります。当時の公家が、家に招いた客人のために、濡れた布を提供したことが発祥だそうです。

室町時代には木綿の手拭いとなり、旅籠と呼ばれる宿の玄関先で、旅人のために手拭いと水の張った桶を用意し、汚れた手足をきれいにしていました。また、この時に水で濡らした手拭いをしぼるという行為が、「おしぼり」の名前の由来になっているといわれています。

飲食店や美容室など、お店におしぼりを導入する場合のおしぼりを選ぶポイントとは？

・大きさで選ぶ
おしぼりには様々な大きさがありますが、良く使われているのが、両端20cm未満・両端25?30cm・両端30cm以上の3種類です。両端20cm未満は客単価2000円以内を、両端25?30cmは客単価2000?4000円、両端30cm以上は客単価5000円以上を目安にしましょう。

・厚さで選ぶ
おしぼりは大きさだけではなく、厚さも様々です。薄手のおしぼりは客単価2000円未満、タオルのように厚手のおしぼりは客単価2000円以上を目安にしましょう。

・色で選ぶ
おしぼりはカラーも豊富です。清潔さが重要な飲食店には白、手軽なカフェなどでは薄い茶色、高級感のあるサロンなどでは濃い茶色がおすすめです。